NiZ Atom68 ALU v2という,グループバイで購入したキーボードが届きました.
注文
僕は普段,NiZ社のMicro82というキーボードを愛用しています. NiZの新製品情報をウォッチしていると,今年の1月頃に アルミケースの新しいキーボードがグループバイで発売されるということを知りました. NiZ Atom68 ALU v2 というモデルで,従来から販売しているAtom68というモデルと同一のレイアウト, スイッチ,基板のまま,ケースをアルミ切削に変更したものです.v2と付いているのは, 以前にも同様のモデルを発売したからのようです.
NiZのキーボードの打鍵感は非常に気に入っているのですが,筐体とキーキャップの 安っぽさにだけは不満があったので,早速注文しました.各パーツの色は,後で飽きない ように,あえて全て黒にしました.下記が僕が選んだオプションです:
- Top case: anodized black
- Bottom case: anodized black
- Plate: FR4 (エポキシガラス)
- Weight: E-black
- Silicone Dome: 35g
2021年1月29日に注文した後,2月頭にグループバイが終了しました.その後, 2021年4月28日に香港からFedexで発送し,4月30日に自宅に到着しました.購入の受付中から 発送に至るまで,公式のDiscordでNiZ社の中の人が逐一進捗を報告してくれていたので, 安心して待つことができました.
到着
到着した箱を開封すると予想外なことに,空のアルミケースに加えてAtom68が 同梱されていました.つまり,通常モデルのAtom68を分解して,中身をアルミケースに 移植せよということです.てっきり組み立て済みのキーボードが届くと思っていましたが,
アルミケースはこのようにキャリアケースに収納されて届きました.
キャリーケースから出すとこのようになっています.ケース本体はアルミの削り出しで, 表面にはアルマイト加工が施してあります.機械加工は素人なので詳しいことは 言えませんが,見た感じ・触った感じは素人目には非常に品質が高く, なんだか10年ぐらいは使えそうな雰囲気です.
背面には真鍮製の重りが装着されており,ずっしりとした重みです. 組み立て後にキーボード全体の重量を計ると,1,970gでした. フルサイズのRealforceが1.4kg程度らしいので,今まで僕が使ってきたキーボードの中で 最も重いです.当然打鍵時の安定感は優れていますが,持ち運びは厳しいです.
組み立て
組み立てはけっこう大変でした.キーボードを自作したことがなかったので内部構造を よく知らないこともあり,2時間ほど苦戦しました.写真を撮っている余裕がなかったので 作業中の写真はありません.大まかには,次の工程でまず通常モデルのAtom68を分解 しました.
- キーキャップを外す
- ケースを外し,PCBと制御基板を分離する
- プレートからPCBを分離する
- キーのプランジャを抜き,プレートからキーのハウジングを外す
僕が調べた限り,分解・組み立て方法のマニュアルは見つからなかったので,YouTubeの 動画 を参考にしました. 分解が完了したら,アルミケースとプレートに分解と逆の工程で部品を移植しました.
完成
というわけで完成しました.打鍵感・見た目ともにとても満足しています. 現在はゴールデンウィーク中でそこまでタイプする機会がないので, ゴールデンウィークが明けたら職場で本格的に使ってみたいと思います.
付属のキャリーケースに収納するとこんな感じです.
ただ本体の品質が高くなったので,純正のキーキャップがやはり安っぽく感じてしま います.ケースに合いそうな暗い色合いのキーキャップがあれば,交換してみたいと思います. 本命は別途購入したGMK Dots R2 なのですが,これもグループバイで2022 Q1発送予定らしいので,気長に待ちたいと思います.